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感想

仏教やキリスト教がなぜこれほどまでに世界に浸透しているのか?という疑問を抱いていたときに見つけた一冊。

査読は出来ていないが、基本的に新興宗教(本の中では新宗教)が中心で書かれている。
しかし、それはそれで面白く、おそらく仏教やキリスト教も同じような状況で発展したのだと思えた。

信者数が増えるのは、大まかに以下のとおりだ。
・宗教貧病に苦しむ人が救いを求めて入信する傾向にある。
・宗教に入ると、人とのつながりを生み、共通の話題も多いため、それを幸福と感じる。
・上京してきた人などが狙われやすい。大学生など
・人とのつながりを切ることが困難なことがあるため、入信したら抜けにくい。
・家族で入信していることも多いので、子供も必然的に入信することが多い。
・学校なども多く運営しているため、そこでも人とのつながりが生まれる。

また、他にもこんなことが書かれていて、面白かった。
・キリスト教信者でも皆が信仰深いわけではなく、特に信仰深い人のみを本来クリスチャンと呼ぶ。
・聖母マリアが処女だったとかイエス・キリストが生き返ったなんて話は、口にしないがほとんど本当だとは思っていない。
・創価学会は高度成長期に信者を大幅に増やし、オイルショック辺りから信者数は増加は少なくなった。
・新宗教は現実幸福を目標としていて、新新宗教(オウムなど)は現実ではない所に幸福を見出そうとしていた。
・新新宗教は、バブル崩壊期の学生に人気があり、それは将来への不安が大きな要因である。


つまり、「お金があれば幸せってワケじゃない!」という思いや毎日同じ仕事で、
遣り甲斐を失っている人が入信するのかな~って思った。
そう考えると誰でも信者になる可能性はあると思う。
また、入信する=悪いこと というのは間違っている気がしてきた。

これを読んだことで、少しは宗教への接し方が変わるような気がする。